2005年 02月 13日
朝10時に起きて、FMを聴きながら、自宅でオフライン編集。 この「ながら」というのが、ぼくの仕事生活では、重要だ。 物を書く仕事をしていて実感するは、 本当に脳味噌の状態が良くて、いわゆるノッて書ける時間というのは、 一日に、そうそう何時間もないということだ。 ひょっとしたら、2時間もそんな時間があれば儲け物かも知れない。 (天才と言われる人たちは、一日に10時間とかノリ続けるのかも 知れないが、ぼくの脳味噌は、そんな風に動いてくれない) とにかく、ノッて書ける2時間は、実に貴重な時間である。 なぜなら、普通の状態なら丸一日かかって、うんうん言いながら 仕上げるものを、ノッている時なら、ものの30〜40分もあれば、 ちょちょいのちょいだったりする。 だから、ぼくは、わりと、どのタイミングで脳味噌がノッてくれるかを 考えている方かも知れない。 うまく脳味噌をコントロールすると、暮らしにゆとりが生まれるからだ。 というわけで、「ながら」なのである。 「ながら」の時間は、言ってみれば助走みたいなものだ。 脳味噌が本調子でない時は、本気で仕事はできない。 ラジオやCDを聴きながら、ネコと遊びながら、子供をあやしながら、 散歩をしながら、昼間から近所でビールを飲みながら、 要するに気持ちのいいことをして、自分の脳味噌をおだてるのだ。 すると、そのうちに、その日によって、脳味噌がフル稼働してくれる 瞬間が来るから不思議だ。 オフライン編集の合間に、家族で経堂へ。 なんてことのないイタリアンでランチ。 ここが案外おもしろい。 経堂も、お店によって、訪れる人の人の種類が違うもんだと、 あらためて感動する。 経堂をシャッフルしながら暮らすというようなことだろうか。 その後、赤堤通り沿いのオランでコーヒー。 夕方、オフラインを再会して、夜、麻布十番の有馬スタジオ。 打ち合わせをして、帰宅23時。 風呂に入り、ある映画を見ながら、池田候という岡山のお酒を ちびちび飲みながら構成台本をざっと書く。 寝床に入って、 『昭和史発掘 幻の特務機関「ヤマ」』(新潮新書)を読む。
by yasunari_suda
| 2005-02-13 03:07
| コメディライター旅日記
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