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2006年 01月 04日

いまは亡きと若井こずえ師匠と桂枝雀師匠の芸を見る

大阪の正月は演芸番組が多い。
東住吉区の下町にある妻の実家で、
TVを見ていると、
宮川大助・花子の漫才がはじまった。
大阪のTVで見るのは、ほぼ一年ぶり。
が、驚いたのは、昨年まで留まるところを知らないかのように、
見る度に加速しているように思えた花子の喋りのスピードが、
明らかに、ゆるやかになっていたことだ。
一体どういうことなのか?と思いながら見ていたら、
不器用な亭主を演じる大助を小馬鹿にするところで、
昔なら舌の回転速度で圧倒していたのが、
な、な、なんと!
90年代に一世風靡した女性漫才コンビ、若井こずえ・みどりの
こずえそっくりのキャラになったように見えた!
若井こずえは、何年か前に亡くなった。
関西の女性芸人の中では、破壊力満点の得意なキャラだった。
50代の若さでの早すぎる死は実に残念だった。
そんな若井こずえの口調や間を、宮川花子に見ることができる。
意識的なものか? それとも無意識のうちにそうなっているのか?
真相はわからないが、不思議な気持ちに包まれた。
その後、桂文珍師匠の落語。
そこでも驚きがあった。
演じるキャラの一つに、故・桂枝雀師匠が造型したのとソックリの
キャラを見たからだった。
「アハハハハハ」というバネのように小気味よい阿呆の笑い。
これも、
意識的なものか? それとも無意識のうちにそうなっているのか?
その真相はわからない。
しかし、失われた無形の良いものが時を超えて伝達していく様なのだとしたら、
それは豊かなことだと心から思う。
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by yasunari_suda | 2006-01-04 19:19 | コメディの技術


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