人気ブログランキング | 話題のタグを見る

yasunari suda's blog comedy

yscomedy.exblog.jp
ブログトップ
2005年 12月 30日

今年を振り返って

今年の重要トピック、第1位は、まちがいなく「育児」でした。
1月には寝たきりの四ヶ月だったのが、いまヨチヨチ歩きの一歳四ヶ月に。
様々な感動と様々な苦労の連続。

ぼくが育児の当番を一人でするのは、
平日は、二日。それも夕方から。
妻の労力と比べると、何十分の一、何百分の一だと思うのですが、
それでも、
仕事をする女の人が、「仕事」と「出産」どっちを選ぶかで悩むこともあるのは、
わかるような気がしました。
赤ん坊は、常に100%で接しなければいけないもので、
また、100%で接しないと、可愛さも素晴らしさも100%わからないという
特殊なものだったりします。
仕事それ自体も、失敗は許されないプレッシャーの多いものですが、
赤ん坊は、そんな仕事よりも失敗を許されない絶対的に大切なものですからね。
なかなか両立は難しい。
たとえば、20代から40代の男性が、
その働き盛りの時期に、
仕事を2〜3年ほど休んで、優先順位の二番以下にして、
出産・育児と同等の体験をすることをシュミレーションしてみると、
どうでしょうか?
単純に肉体的・精神的な負担と別に、
「自分のキャリアへの不安」などは、かなり大きなもののような気がします。
よく男性は、出産の痛みに耐えられないといいますが、
出産によるキャリア中断の不安にも同様に耐えられないような気がします。
これは、仕事=アートなどの場合も同様でしょう。
育児は特殊な重労働です。

いろいろ考えることが多い年でした。
これまでとは違うアングルの物事にアプローチできた貴重な年でした。

そんな今年、

大阪の下町では、
「子供が産まれると、子供が仕事を連れてきてくれる」と言いますが、
それは、本当だったかもしれません。

ハズレもありましたが(笑)、多分、1本だけ。

が、ほとんどは、いい結果を残せたように思います。

CGアニメを2作品。
DVD化、3作品。
放送用の映像作品を22本ほど。
ショートムービーも十数本。
本が一冊。
本の企画は、四冊。
WEBいろいろ。原稿いろいろ。
CGギャグ・コンテンツが海外の賞にノミネート。
その他、喋ったり、書いたり、いろいろな仕事をしました。
仕事は、充実の一年でした。

来年は、ある方と、かなり面白いプロジェクトの立ち上げなど、
メディアのためにコンテンツを作ることに加えて、
自らメディアを立ち上げてビジネス化する試みを加速させることになっています。

前に書いたことの繰り返しになりますが、
世の中「乱世」なわけですから、
自分に合ったやりかたで、いろいろ仕掛けた方が楽しいと思っています。

と、
今年、本当に良かったのは、
いろんな楽しい人たちと知り合えたこと。
こと「出会い」や人間関係の熟成に関しては、
2005年は、このような仕事を始めて16年を過ぎましたが、
かなりの豊作年でした。

来年は、とても楽しい年になりそうです。

みなさんも良いお年を!

by yasunari_suda | 2005-12-30 15:30 | コメディライター旅日記


<< 大晦日 東京漫才とジョージ・ソロス      携帯で写真を撮るノリでラジオ番... >>