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yasunari suda's blog comedy

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2005年 02月 09日

やっと歴史がオレに追いついてきた‥‥‥

世田谷区・経堂は、多様な言葉の宝庫。
この10年ほど、街のあちこちで、耳がキャッチした色んな言葉を
脳のハードディスクにストックしてきました。
今日から、折に触れて、ちょっと ! なコトバを、
取り出してみることにします。

サンプル①
「やっと歴史がオレに追いついてきた‥‥‥」

この言葉は、1998年の初夏、あるカウンターだけのラーメン屋さんで
採取した言葉です。
ラーメンもツマミもお酒も美味しいと評判のお店でしたが、
いつも行列ができていて、なかなか入る機会がなかったのでした。
それが、その日の夕方、たまたま前を通ると、たまたま行列がなく、
「営業中」の看板が掛かっています。
まだ昼ご飯を食べていなかったので、スープの匂いにつられて、
つい反射的に入ってしまいました。
カラダは、およそ前傾45度。
つまり、勢い良く、なかば、つんのめるように、のれんをくぐったわけですが、
のれんをくぐり、空いている席に右手をかけて、もう後戻りできない!
という時に、そのコトバが、ぼくの耳に届いたのです。
「やっと歴史がオレに追いついてきた‥‥‥」
それは自信たっぷりの店主のコトバでした。
普通なら、「いらっしゃいませ」か「こんちわ」か、そんなところです。
しかし、その店は、
「やっと歴史がオレに追いついてきた‥‥‥」と。
ぼくの脳味噌は、一瞬にして、非日常的な感覚で包まれていました。
チャーシュー麺も美味かった。
チェーン店のアルバイト店員には、絶対に言えないパンチの効いたフレーズ。
たま〜に、そのお店に入る度に、ぼくはそのコトバを思い出しながら、
非日常感覚に酔いながら、ハートランドビールを飲み、
ネギワンタンをつまむのが楽しみになって今に至っています。

日記的には、午前中、藤本さんと先浜さんとコメディWEBの打ち合わせ。
午後から、経理業務に忙殺されて、午後8時に帰宅。
妻の手料理は、
サバのミリン干しとホウレンソウとキノコの中華炒め、野菜スープでした。

夜、布団の中で、漫画を三種類読む。
『ホムンクルス』『フリージア』『黒鷺死体』

by yasunari_suda | 2005-02-09 17:48 | コミュニティ論


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